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苦悩のインターネット開設 [Apple]

10月3ー15日

いまや世界どこに行ってもインターネット無しでの生活は、公私にわたって考えられない。ということで、こちらAmericaでも家庭用に早速インターネットの開設をすることにした。日本ではBフレッツ光ファイバーを利用していたが、住んでいる地域の問題か(一本の光ケーブルを近所の住人で共有するため、近くに光ファイバー利用者が多いとその分スピードも遅くなる)、さほどその早さを実感したことがない。

Americaでは光ケーブルがあまり広がっていないことに対し、電話線を活用するADSL(こちらではDSLと呼ばれている)が中心であることから、これに決定。電話会社は地域に密着しているVerizon(ベライゾン)。

入居日の10月2日にはDSLモデムとスターターキットCDが到着しており、あとはパソコンとモデムをつないで設定を済ませればよい状態に。とは言えそう簡単にはいかないと思っていたが、この後かなり苦戦することになった。


トラブル-1
持参したパソコンはiBook。メインのiMacは船便にて厳重に搬送中であるため、まずはiBookにて接続となる。モデムの電源を確保し電話線、LANケーブルを接続する。スターターキットとしてのCDをiBookに挿入し設定開始。

ここで早くもトラブル発生!CDが動かない。「Macに対応していないのか?」と良くある現象を確認したが、説明書にはっきりとMacOSX対応と書いてある。まさか「日本語OSが良くないのか?」と思い、英語設定に切り替えると今度は動き出した。Macは簡単に英語変換できるのがうれしい。

その説明によると、どうやらこのCDによるセットアップは全体で3段階に分かれており、DSLの一般的な説明→モデムの設定→Verizonアカウントの設定、まで行って完了のようだ。と喜んだものつかの間、第1段階の「DSLの一般的な説明」途中で動かなくなった。この段階ではまだDSL設定のための説明までしか進んでおらず、モデムの設定自体は全くできていない。「もしかしたらCDが壊れているのか?」と、予備マシンのWindows機にCDを入れると、すぐにCDが止まった。やはり、と言うことで翌日、全く自信がなかったが不慣れな電話で相談した。

相談と言っても「CDが動かないので新しいのを送って欲しい」と言うだけなので、何とかクリア。ところが後日、家に電話があり「CDは送れないので詳細の設定については電話で行って欲しい」との案内があった。パソコンの知識すらほとんど無いのに、なおかつ英語で電話で話をするなど絶対無理である。これで2,3日を無駄にしてしまった。

トラブル-2
仕方なく、パソコンの設定を少しずつ変更しながらCD作動を試みるが、結局同じことの繰り返しになる。途方に暮れていると、とある掲示板に野澤家と同様にVerizonのDSL導入で困っている日本人の話が出ていた。詳しく載っていたわけではなかったが、推察も含めてまとめると、「Verizon DSLは日本語OSには対応していないこと、モデムの設定は他のマシンでも可能で、設定の済んだモデムに日本語OSのパソコンをLANケーブルで繋ぐと何事もなかったかのようにDSLに接続できる」ことがわかった。


そこで、予備マシンWindows機の再登場となった。以前本機にCDを作動させると全く動かなかったと示したが、よく考えるとそれは日本語環境であったことから、まず英語版に切り替えてからCDを入れると見事に作動。しかも、あれほど苦労していた第1段階のDSLの説明は軽くクリアし、第2段階のモデムの設定まで難なく完了!

あとはVerizonアカウントの設定だけ、と思っているとまたここで止まった。Windows機に送られてきたVerizonのページから、アカウント(○○○@verizon.net)を設定してデータを送ろうとするが、行かない。アカウント設定のVerizonのページはエクスプローラーで開くので、モデムを介してインターネットには接続できているようだ。ただ、アカウントの設定がまだなので、ほかのページを見ることはできない。ここでまた数日を浪費することになる。

問題解決
いよいよ英語で電話相談か、と決断しかけていた頃、そういえば日本で加入していたso-net(ソネット)を介して海外ローミングが可能であることを思いだした。ソネットのメールアドレスは残しておきたかったので、解約せずに保持しておいた。ただこれは海外ではあくまでダイアルアップ(56k modem)接続なので、スピード的にメール受信が限界。ネット接続は非現実的ということで忘れかけていた。

アカウント設定だけなら、ダイアルアップ接続でできるだろう、との勝手な推測のまま実行に移す。しかしながら、ここまで予想を大きく上回る活躍のWindows機もついにお役ご免となった。どうしてもデータが送れない。ここでも数日を浪費。それでは、と初回に登場後すぐに退場、休養たっぷりのiBookの再登場となった。


ここで良いところを見せられないようでは、永久的に押し入れの中に押し込められてしまう。まず、設定の済んでいるはずのDSLモデムに直接つなぐが、さすがにつながった気配はない。次に電話線を直接つないでダイアルアップ接続を試みる。するとアカウント設定のページが軽快に開いた。好きなアカウントを設定すると、なんとiBookでは送信可能!まずは軽く肩慣らしか。

いよいよDSLに接続と思いきや、ここで操作人の大きなミス。アカウントのアルファベットは6文字以上必要であるのに、5文字で設定を送信してしまう。あとからエラーのメッセージが帰ってきて、今度はここから抜け出せなくなった。しまった、、、、。ここでもパソコンの設定を少しずつ変更しながら解決を試みるが、同じことの繰り返し。

そこで最後の手段として、強引にDSLモデムからLANケーブルをiBookに接続する。となんと、Safariのトップページとして見覚えのある”google”がopen!
VerizonDSLと格闘約2週間で開通することになった。

疑問
DSL技術が広まってから相当年経っているにもかかわらず、未だに日本語OSに対応していないインストールCDが存在することは信じがたい。今回の一番の問題はここにあったと思う。こちらに来てからオフィスでHPのプリンターを導入するときも同様、ドライバーが日本語OSに対応しておらず苦労した。

「アカウントのアルファベットは6文字以上」と言う規定は何だったのか。実際5文字でアカウントをもらえたのに。

一時期勢いがあったWindows機、未だにDSLに接続できず日の目を見ていない。


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コメント 2

Doppy

うわー、インターネットの設定が大変そうですね。
僕も2ヶ月後わからなくなったら教えてください。
by Doppy (2006-11-08 00:31) 

nozawa

Doppyさん、
お任せ下さい。お陰で大概のトラブルには対応可能になったと思います。
by nozawa (2006-11-10 00:12) 

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