新企画「孤独のグルメ」ツアー〜中国家庭料理 楊 [ -孤独のグルメ]
2012年6月30日
久住昌之作の人気マンガがテレビドラマ化されたのは、今年の1月から3月のテレビ東京。
残念ながら野澤家がその番組を知ったのは、3月の新聞のコラム欄。最終回しか観ることが出来なかった。。。
それから3ヶ月、早くもDVDが発売になった。1枚4作入りで、3枚組全12作が収納されている。
タレントが料理をたった一口食べただけで、「美味しい!」と発するような、ふざけた番組とは大違いである。
主演は演技派俳優、松重豊。
ひたすらに主人公 井之頭 五郎の食事シーンと心理描写がつづられ、ドキュメンタリー的にストーリーが流れていく。現代社会の最高の癒しを「孤独のグルメ」と表現している。
仕事でちょっと立ち寄った、裏路地にありがちな地味な食堂やら喫茶店などで、癖のある一品を堪能する。
野澤家では、その全12作のうち興味のある店を実際に訪問してみようというのが今回の新企画である。
その第一段は、ドラマ3作目、「豊島区 池袋の汁なし担々麺」
場所は池袋西口から歩いて5分程度。
中国家庭料理 楊(ヤン)
外観もすだれがかかっているなど、いたって家庭的である。
店内はテーブル席が7つ程度とカウンター。
夕方6時30分頃の訪問は、先客なし。。。
テレビでも放映されたのに、誰も見向きもしないなんて。
と思ってカウンターに座っていたら、たちまち店内満席。予約客もあった。
渡されたメニューを見るフリをしてみたが、注文は五郎と一緒、汁なし担々麺と焼き餃子で確定。
汁なし担々麺の辛さを聞かれるのもお約束。そこは、「普通で」と返す。
生ビールでのどを潤していると、10分程度で汁なし担々麺の到着。
汁なしにしては汁があるように見えるが、これは濃厚なソース。たっぷりの山椒、ラー油、ごまだれにひき肉が混ざっている。
これをやや柔らかいがコシのある麺に絡めて食べれば、うま辛い担々麺が舌を刺激する。
それにしても、辛い! 汁が濃いので、麺に強制的に絡みつくが、すこしたっぷり付きすぎである。
ただ、それを振りほどきたい気持ちより、口に運ぶ誘惑に右手が負けてしまう。。。
辛さの旨味には納得であるが、もう少し塩分を減らしていただきたいものだ。
辛さで徐々に舌がしびれてきて、最後には汗だく。
それでも、しばらくするとまた食べたくなる予感がありありだ。
ちょうど汁なし担々麺が食べ終わった頃に、コース料理のような絶好なタイミングでやってきた焼き餃子。
お好み焼きではなく、羽根つきの丸い焼き餃子である。
この焦げも餃子を食べる時の楽しみの一つ。
崩すのがもったいないが、その焦げをハシで割ってやると、
プリプリ餃子が現れる。
厚手の皮とジューシーな肉汁こぼれる餡。焦げにまとわるアブラも美味しい。
五郎も
「うん、いいぞいいぞ」
と絶賛していた。
しかしながら、こちらはアブラをたんまり使っており、食後の皿は一面アブラ。ややくどさが残った。
新企画第一段は期待以上であったが、「はずれ」も覚悟しながら、その際には五郎のコメントを思い出しながらぼちぼちやっていこう。
今後の予定は、
浦安市の静岡おでん
武蔵野市 吉祥寺 喫茶店のナポリタン
川崎市 八丁堀の一人焼き肉
目黒区 中目黒 ソーキそばとアグー豚の天然塩焼き など
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