ハイテクハーフマラソン 2018 [ -古河マラソン2018でサブ3]
2018/1/14
今年で7年連続参加のハイテクハーフマラソン。
以前は「谷川真理ハーフマラソン」と呼ばれていたが、いつ頃からかレース名から「谷川真理」が外れ、本人も来ることが無くなって残念な大会に。。。
それでも、年明け一本目のレースということで、年末年始の暴飲暴食対策や、本レースから3月の本命レースのタイムをある程度予測できるようなこれまでのデータの蓄積がある。
今回は、下流コースの第1ウェーブでのスタート。
昨年までは上流コースしか走ったことが無かったが、7回目にして初の下流コース。
そこで、昨年は経験からウェーブの違いによる参加者の割り振りに違いを考えてみたが、今回は上流と下流のコースの違いについて考察してみる。
両コースとも基本的に中間点(10km過ぎ)で折り返しゴールするので、走る前から明らかなのは、
法則1)北〜西の季節風の影響で、下流コースは折り返してからの後半が厳しい
2年ほど前までは、下流コースの一部が工事のため砂利になっていたり鉄板が敷かれていたりと、大きな不利が言われていた。
ただしその工事も完了し、むしろコース自体は舗装されて綺麗になったので、下流の方が路面状況としては走りやすいとの声も聞く。
当日は風が弱いとの前日の予報を大きく裏切り、西よりの風で周囲の幟が大きくはためいている。
今回のターゲットは、3月にサブスリー達成のためにも4分00秒〜4分05秒/km(1時間25分〜26分)なので、下流コースの今回は風に押される前半は4分00秒を切る積極的なペースが必要。
その分、折り返してからの後半は向かい風のために、4分10秒を超えてもやむ終えない、と言う作戦。
さて、会場にはスタートの1時間前に到着。比較的会場は閑散としている。
2km程のジョグで体を温め、アキレス腱の痛みがないことを確認し、スタート地点に集合。
すると、上流コース、下流コースのさらなる大きな違いが明確になり、
法則2)上流コースの方が、圧倒的にランナーの数が多い
少なくとも第1ウェーブについては、下流の2倍のランナーが、上流コースにひしめいている、様に見える。
さらに、これは下流コースからの第1ウェーブスタート後に気がついたが、
法則3)下流にはエリートランナーやゲストランナーはいない。
猫ひろしや福島和可菜などのゲストランナーや招待選手はすべて上流コースで、全く盛り上がらない集団であることが解った。
レース結果を見ると、下流コースの優勝者は、総合順位の50位相当。
すなわち、上位50人はすべて上流コース。
これより、主催者がランナーの割り振りを意図をもって行っており、ゲストランナーを含めて上位に入るような極めて速いエリートランナーを上流コースに集結させていることが解った。
確かに、タイムを狙うトップランナーは、多くの同レベルのランナー達と一緒に走る方が相互に競うことが出来、結果としてタイムが良くなることが容易に想像できる。
加えて、体力的にきつくなる後半に向かい風と戦い、走りが厳しくなる下流コースより、終盤風に押される上流コースはタイムは出る!
今回、実際に下流コースで最も厳しかったのは、もともとランナーの数が上流より少なく、前後の走者との距離が大きく開いてしまい、後半向かい風に苦しんだ際に風よけランナーを探すのに苦労した。
(ただし、第2ウェーブ以降の状況については今回は不明)
結論:上流コースと下流コースの有利不利
「ある程度タイムを狙っていくなら、多くのランナーと競えて、終盤追い風も期待できる上流コースが断然有利」
ランナーの数が多い上流コースの唯一の欠点は、スタート後の混雑・渋滞であろう。
ただし、これは並ぶ位置にもよるが、せいぜいスタートして1kmまで。
この点を差し引いても、やはり上流コース優位は揺るぎない。
さて、今回の本人の走りであるが、過去5年にもわたって「サブスリー達成」を叫び続けて、今年こそはの思いはひとしお。
過去のレースタイムを振り返ると、
1月の谷川真理ハーフ → 3月勝負のフルマラソン
1時間25分37秒 → 3時間02分18秒
1時間27分03秒 → 3時間04分19秒
1時間31分38秒 → 3時間07分39秒
1時間27分02秒 → 3時間02分01秒
綺麗な相関がありそうもないので、今回グラフは作成しないが、何となく
1時間25分切り、悪くても1時間26分まで
との法則は見えてきそう。
有名なダニエル式VDOTからの換算でも、ハーフ1時間26分で走れれば、フルは2時間59分34秒 と算出される。
今回は、どうしても1時間26分(4分05秒/km)を狙いたい。
しかしながら、例年通りハーフのための調整は行わない。
前日はしっかりと3時間LSDで脚をいじめておき、3月への脚造りを重要視。
スタートは10時。10分前に集合し、およそ20列目くらいに並ぶも、背中からの西風を強く感じる。
気温5℃
号砲直後から、これまでハーフマラソンに無かったダッシュを決める。
強い追い風に乗って、前半で貯金を作らないといけない。
序盤5kmまで、3分58秒/km と、ハーフではこれまで最速のキロヨンを体感。
いわゆるキロヨンとは、フルマラソンでは2時間50分のペース。
あまり苦しくなく、しかしこれ以上ペースは上げられないが、もう少しこのペースで行けそう。
ハーフなので、無補給・無給水で突き進む。
10kmまで同じ3分58秒/km を維持。
この当たりでようやくトップ集団とすれ違う。やはり、エリートランナーはいないようだ。
すぐに折り返すと、直ちに正面からの向かい風に立ち向かう。
たまらず風よけランナーを探して付いて行く。
始めは数名で集団となり、風よけを意識しながら走っていたが、気がつくと集団全体のペースが落ちていることに気がつき、あわてて一人旅に。
強い前傾で風と戦う。
10-15kmでペースは4分01秒/kmとやや落ちるものの、まだ頑張っている。
15kmを過ぎると前後のランナーとの距離はさらに広がり、下流コースの弱点が露出され、風よけ作戦は全く機能しなくなる。
全身でもがくような走りになっているのが自分でも良く解り、そして遂に20km手前では、ペースは4分23秒/kmまで急降下。
従来であれば失速したままゴールし、残念レースになっているところだが、20km通過地点でGARMINをのぞくと、タイムは1時間21分を過ぎたくらい。
残り1.1kmを5分で行けば、ターゲットの1時間26分でのゴールが見えてくる。
この先のゴール手前では下り坂があるはずだし、行けそうな気が強くしてきた。
ゴール手前で2人に交わされたが、タイムは、
1時間26分02秒(4分04秒/km)
サブスリーへの目標タイムギリギリ。
過去4年で14レースのハーフマラソンを走った中で、3番目の記録。
最後1kmで少し頑張りすぎたが、不利な下流コースでのタイムなので、今季のサブスリー達成に何とか期待をつなぐ今回の結果。
今週の疲労抜きが大切になってくるが、再来週27日の東京30kでのサブスリーペース走がもう一つの目安になってくる。
赤羽でハーフマラソンを走った後は、池袋二郎も候補に上がったが、今回は巣鴨のホワイト餃子店へ。
駅から徒歩10分程度。
たぶん、ファイト餃子 ≒ ホワイト餃子 と言っているのだと思う。
昼過ぎの到着は、北風の強い中、すでに20名程の行列。入店まで約40分。
着席後の餃子の到着は早く、
ホワイト餃子15個、生ビール
ホワイトといえば、金沢第七、はながさ、野田本店、柏、つくば、亀有、各店を訪問しているが、これが7店目。
油が良く切られたホワイトは、大きさも手ごろ、皮はパリパリ、餡もたっぷりでかなりのハイレベル。
あっという間の食べ終わってしまったが、その品質から、是非再訪問したい店である。
冬であれば、生餃子の持ち帰りも良かったかも知れない。
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