東京マラソン2014 サブスリーならずも自己ベスト [ -東京マラソン2014でサブ3]
2014年2月23日
今年で3回目の東京マラソン。
3回目ともなれば、会場までのアクセス、セキュリティーチェック、荷物の預け、ウォーミングアップ、エリアへの整列などは問題なし。
スタート時気温5℃、くもり、微風と、言い訳の出来ない気象条件。
今回もBブロック。その中でもやや後ろ寄りのポジション。
スタートラインまでは昨年同様、1分30秒ほど。
スタート直後の渋滞も、新宿駅ガード下まで。ここから靖国通りは、両車線を使っての走行となる。
飯田橋駅を右折する6km手前地点。GARMINのペースは、4分2-5秒/kmを表示。
サブスリーのペース、4分15秒/kmには、少し速い。
気持ち、ペースをセーブしてみる。
ところが、ここまで少し速かった分、ペースのやや速い集団に紛れ込んでしまい、彼らに引っ張られてペースを落とせない状況。
この辺から徐々に体も温まってきて、さらにブレーキをかけにくい状態に。
同時に、昨年の教訓として、
「東京マラソンはGARMINのGPSが頼りにくい」
が、頭をよぎる。これは、周囲のビル群によりGPSの電波が届きにくくなり、精度が落ちるためと思われる。
これより、ペースを4分15秒/kmにピッタリ合わせて走っていると、終盤タイムが足りなくなる不安もあった。
これらの複数の理由により、やや早めのペースを許容するしかなかった前半の10km。
決してからだが軽いという感覚はなかったが、10km地点での貯金は、90秒。
ありすぎ。こんなに要らない。±20秒くらいで、抑え気味に入りたかった。
ここ日比谷から品川、新橋までの往復は何とか周りを見る余裕が出てきて、ペースも落ち着いてきた。
アフリカ勢を中心として12-3人くらいの先頭集団と、13km辺りですれ違う。凄まじいスピードであっという間に過ぎていく。
その後、ちょうど20km地点で家族の応援。一区切りとなる。
20km地点では、貯金が45秒程度に縮小したが、これは良いペース。
中間地点を過ぎてすぐに銀座4丁目の交差点を左折。
ここから浅草雷門→銀座4丁目(34km地点)の往復が一つのポイント。
昨年は30km手前で、サブスリーペースを維持できなくなっていた。
さて、先頭集団との2回目のすれ違いは、23km付近。彼らにとっては、33kmあたり。
すでに先頭争いは、ケニア、エチオピア勢に絞り込まれたようだ。
淡々と、雷門までの道が続く。
ところが、25kmすぎから、本人は全く意識になかったが、少しずつペースが落ちてきている。
ちょっと油断すると、4分15秒/kmを切ってはいけないはずのペースが、4分18秒/kmあたりで安定している。
ペースを維持しよう頑張らないと、落ちてくる。
危険な兆候。
雷門を左に見ながら通過し、30km地点へ。貯金はちょうど30秒。
25km→30kmは、少し苦しくなりつつも頑張った分ペースは維持。
問題はここからである。
この間の頑張りで、かなり脚を使ってしまった様子。このままのサブスリーペースでは、残りの12kmは、明らかに持たない!
30秒の貯金はあるとは言え、それを一瞬で使い切ってしまうのは明確。
どう頑張っても、あと5kmが精一杯。
ここでの選択肢は2つ。
1)この疲労に抵抗することなく、無理なく5-10秒/km程度ペースダウンして、ゴールに向けて「ソフトランディング」する。当然サブスリーを諦めることになるが、わずかに3時間を超える程度で大失速することはない。
2)撃沈覚悟で持っている力で行けるところまで行って、サブスリーのペースを維持する。しかし、いったんペースが破綻すれば、急激にスピードが落ちるので、ゴールした際のタイムは、1)より悪くなる。最後までサブスリーは諦めないが、それは奇跡。
東京マラソン2014の最大の目標は、完走でもなければ、自己ベスト更新でもない。
「サブスリー達成!」
である。
サブスリーが達成されなければ、タイムが短縮されようが関係ない。
よって、結論は、2)の行けるところまでサブスリーペースを維持、である。これは同時に、応援してくれている人たちを、少しでも長い時間「期待させる」ことにもつながる!
30km以降、どこまでサブスリーペースで行けるか解らなかったが、5kmは良いペースで行けた。寿命が伸びたような感覚。
それは、銀座4丁目の交差点を左折し、歌舞伎座を左に見ながら、築地の交差点を左折した35km地点までだった。
ここで給水を取って、目の前に立ちはだかる佃大橋の坂に挑んだが、登れない。明確なペースダウン。脚が前へ進まない。。。
何とか坂上までたどり付くと、こんどはハーハーゼーゼー、体全体での呼吸が必要。
ここからの7kmは、必死に脚を引きずりながら、腕を大きく振りながらの走行が続く。
40km地点での時計は、2時間50分がサブスリーへのギリギリのラインであったが、2時間51分を超えており、どうもがいてもサブスリー不可能宣言が出された。
家族応援団が41kmで待ちかまえていたが、応援に応える手も挙げられない。。。
その先でゴールラインが見えてきたが、脚に力が入らず、
3時間2分18秒(ネット)
昨年より2分の短縮に終わった。
前半1時間29分 後半1時間33分 4分の差
35km以降失速はしたが、4分の差であれば失敗レースではなかろう。
後半追い上げるような余裕は全く無かったが、その分、力を出し切った感はある。
昨年に比較し、明らかに1段上の練習が出来ていたが、まだ足りなかったようだ。
35kmまではサブスリーペースであったことを考えると、対策として、走り込み期のlong走を、これまでの30kmから35kmに伸ばすのも一つの方法かも知れない。
応援してくれた家族の皆さん、数多くのボランティア、ペーサーの方々、感動をありがとうございました。
おつかれさまです。自己ベストおめでとうございます!途中までいい感じでサブスリー惜しかったです。今年も二郎でカーボローディングしつつがんばってください!
by 修造 (2014-03-01 20:43)
修造さん
コメントありがとうございます。サブスリー目指して二郎共に走り続けます!修造さんの走りはいかがですか?10kやハーフのレースに出るのも楽しいですよ!
by nozawa (2014-03-04 06:50)