六甲山縦走ラン 鵯越〜宝塚 [ -古河マラソン2019でサブ3]
2018年11月4日
今シーズンのトレイル修業はまだまだ続く。
トレイルを始めて一度は走りたいと思っていた六甲へ。
全山縦走なるコースがあるようで、全長は須磨公園から宝塚まで全長50kmと、トレイル初心者にはかなり長め。
少し調べてみると、須磨公園から約20kmくらいは、一応山を走るコースになっているものの、途中住宅地を走らされてトレイル感がかなり低下してしまう箇所があるらしい。
今回はそんな序盤の20kmを省略し、トレイルが充実している中盤からの30kmを走ってみることに。
荷物は新神戸駅のコインロッカーへ。ここから鵯越駅までウォーミングアップを兼ねて走る。
朝7時45分に新神戸駅を出て、
新神戸駅〜鵯越駅〜菊生山〜鍋蓋山〜摩耶山〜六甲山最高峰〜ガーデンテラス〜宝塚
鵯越までの6kmは順調に言ったものの、ここから肝心のトレイルコースが見つからない。。。
それらしい登山客に着いて行くという怪しげな行動によって、ようやくコースに出ることが出来た。
鵯越からすぐは走れるトレイルコースであったが、すぐに登りがきつくなり、最後は急階段で噴き出す汗をぬぐいながらようやく菊生山山頂458mへ。
ちょうど9時。
淡路島にかかる明石海峡大橋から神戸の街並み、ポートアイランドや神戸空港などが一気に視野に入ってきた。
5分ほど休むだけで汗が冷えてきたので、とっとと次の鍋蓋山へ。
菊生山からは谷を挟んで間近に見えるが、いったん下ってまた登らなければならないようだ。
下りがきつ過ぎて全く走れないストレス。
その後の登りがまたきつい。
鍋蓋山486m、9時30分。
しかしここで半分以上脚を使ってしまった印象。
距離はまだまだ25km以上あるのに、ひとりでかなりの不安に陥る。
そこから下って市が原までくると、新神戸から登ってくるハイカーとの合流点となっているようで、登山道はやや混雑が見られるようになる。
摩耶山へは、つくば山を登っているような一般的な登山道が続き、とても走れるコースではない。
水分を補給しながらひたすら登り続け、鵯越から2時間45分で摩耶山頂690m、11時。
ここまでくると急な登りはほぼ終わり、最高峰931mまで約10kmを徐々に登って行く感じ。
自販機で水500mLを追加し、この後はロードを走らされる区間が増えて、車との並走区間。
六甲アイランドに加え、遠くに大阪市内が望める。
六甲ビジターセンターに12時ちょうど。
水道水が使えるようで、持参のボトルを満たしておく。
この後ゴルフ場の真ん中を突っ切って、すぐに六甲ガーデンテラスへ。
レストランや土産店が建ち並び、有馬温泉からのロープウェーの到着点。
車の訪問客が多いようで、寂しい長い山道を走って身にすると、久々の賑わい。
この人混みの中を汗臭いランナーが紛れ込み、屋台の豚まん400円をランチとして頬張る。
そこからすぐに、標高930mの最高峰へ13時の到着。約5時間経過。
あとは、宝塚まで下り一辺倒の15km。
熊笹が続く心地よい下りを走り抜ける。
途中、宝塚手前で大阪市内を一望。
阪神競馬場も近くに見ることが出来る。
山が終わって最後はロードの急下りが続いたが、ようやく目的地の宝塚温泉に到着。
14時45分。
新神戸駅から、休憩も含めてちょうど7時間、約40km。
自己最高のトレイル走行時間と距離である。
特に前半の菊生山と鍋蓋山ではかなり厳しい登りであったが、基本的に一人で走っているわけで、走れなくなるほど疲労してはいけないし、ケガにも注意しなければならない。
自然と力を温存しての走りになるので、ゴールしてもロードレースのようなグッタリ感はない。
これは、フルマラソンの練習で言えば、低速持久力の養成になり、通常より長いLSDに相当する練習になるのだろうか。
週末にトレイルを走るのであれば、30km long走を土曜日に走って、日曜日のLSDの代替練習と考えれば走りやすいかも知れない。
さて、宝塚温泉だが、有馬温泉からは相当離れた距離にあるが、お湯はまさに有馬温泉。
金泉があり、鉄の赤いお湯は有馬温泉そのもの。
1時間もいられなかったが、かなり温まる温泉であった。
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