RedSox応援記〜Yankees戦 [スポーツ観戦]
2007年6月1日
今シーズン2度目の応援で、早くもYankees戦の観戦。
RedSox-Yankees戦と言えば、こちらでは伝統の一戦。阪神-巨人戦を思わせる。ただでさえチケットが取りにくいFenwayParkだが、当然その獲得も格段に困難度が増してくる。
通常、チケット獲得はOnLineで行い、基本的にだれでも購入作業ができる。Yankees戦では、購入自体はOnLineで行うことは変わりはないのだが、だれでもと言うわけでなく、この段階ですでにくじ引きになっている。まずくじ引きに当たって、ようやくOnLine操作を許可されるが、ここでも競争があり、なかなか当たらない。
これだけ競争率の高いYankees戦のチケットを、こちらに来てから知り合ったF先生が難なく取得され、幸運にも声をかけていただいた。F先生、ありがとうございました。
と言うわけで、F先生との共同観戦である。
今シーズンここまで絶好調のRedSoxと、どん底のYankeesとのゲーム差は、13.5。3連戦の一つでも取れればOK状態。
試合はナックルボールのWakefieldと、けがで出遅れていたWang。Awayチームのファンをほとんど見かけることのない他の試合とは異なり、Yankeesファンが、10-15%存在し、伝統の一戦を体感させる。
Wakefieldは、ナックルボールが大の苦手のMatsuiは2-0と抑えたものの、ホームランを含む6点を献上。RedSoxも一時同点に追いつくも、点を取られすぎて力尽きた。
その同点シーンはこの日数少ない盛り上がりとなった。というのは、ワンアウト1塁3塁から、9番ながら3割打者のPedroiaがレフトにタイムリークリーンヒット。これをレフトMatsuiが大きく転倒したため、2塁打にしてしまった(F先生の鋭い視線による)。
このため、「いいぞ、松井」コールを連呼していると、隣席人から「何でMatsuiを応援しているのか」とすかさずクレームがついて乱闘寸前になったが、ここは、「おまえ、Matsuiがコケたのを見ていなかったのか?」と切り返し、事なきを得た。
もう一つの盛り上がりシーンは、9-3と試合の決まりかけた最終回のRedSoxの攻撃の場面。Yankeesの中継ぎ投手Proctorが、ここまでチームで最も調子の良く、22試合連続安打のYoukilisに対して死球。即Proctorは退場になったのものの、両チームベンチとブルペンから選手が出てきてにらみ合いとなった。
打線がこの後奮起し、4点差まで詰め寄ったがゲームセット。
試合には負けたものの、数は少なくても濃厚な盛り上がりを体験できたのでgood!やはりYankees戦は格別である。
スポーツバー〜RedSox応援 [スポーツ観戦]
2007年5月12日
Bostonには多数のスポーツバーなるものが存在する。日本でも最近増えつつあるようだが、テレビモニターでスポーツを観戦しながら、飲み食いするスタイルのバー。日本では野球にしてもサッカーにしてもファンが多様化しており、一カ所のバーでまとまるのは難しい。
その点Bostonでは、99%が地元の応援。RedSox, Patriots, Bruinsで意気投合できる。
スポーツバーと言えば、FenwayPark周辺に多いが、この日はDowntownの「GreatBar」にJohnと出陣。
いきなり推定100インチのモニターに驚愕。そして幸運なことに、そのモニターの前の席が空いていた。まさにFrontRow。用意していたウエアーと帽子をかぶって応援態勢。
客の大部分が、ビールを片手にモニターの一球一球に注目している。
残念ながらこの日は試合途中で帰宅しなければならなかったが、試合終了間際の入場警備の甘くなったFenwayParkに潜り込み、勝利の瞬間だけを観戦してきた
FenwayPark〜ヤンキース戦 [スポーツ観戦]
2007年4月21日
待望のヤンキース戦が早くもFenwayParkで行われる。
昨夜の初戦は終盤大逆転し、抑えは「Okajima」が完璧なセーブ。今日も勝って連勝と行きたい。
とは言え、チケットを持っているわけもなく、FenwayParkまで行って雰囲気を味わってきた。さすがは球界を代表する人気チームのヤンキース、ファンをちらほら見かける。ただ、試合開始前30分頃で、先日のマリナーズ戦と同時刻に球場を訪れたが、今日の混雑具合は大したことはない。ファンは十分早くから球場入りしているのであろうか。
試合は家のTVで堪能したが、危なげなく連勝。明日勝てば3連勝である。
観客や付近の交通渋滞目当ての広告。小型飛行機で鯉のぼりを飛ばしているイメージ。この真下に球場があるのだが、やることが豪快である。
RedSox応援記 [スポーツ観戦]
2007年4月11日
そう言えば結婚記念日10周年、、、
待望のRedSox観戦に向かった。Ichiro、Johjimaのいるシアトルマリナーズ戦。7時05分のプレーボールに対して、家を6時30分に出て、歩いていけば到着してしまうと言う、すばらしい環境。
入り口でチケット確認とボディーチェックが入る。この際、係員に「入場の際、大切な質問があります。DaisukeとIchiroはどちらを応援しますか?」。もちろん家族で声を揃えて「Daisuke!」と返答、無事入場を許される。
私たちの席は一塁内野席とは言えその最上段。チケットには「roof(屋上席)」となっている。しかしながら横8列の通路側席でなかなか良い。屋上席の最後方なので、立っても迷惑にならない席。
満員の球場は36600人(全米屈指の狭さのFenwayPark)。心配していたほど日本人は目立っていない。
選手紹介、国歌斉唱、始球式と続いてようやくプレーボール。
いきなりの注目、8年ぶりのDaisuke、Ichiro対決である。初球は変化球でストライク。この瞬間観客席全体からストロボの嵐。試合後に一塁手のYoukilisが「まぶしくてボールが飛んできたら捕れなかったろう」とコメントしているほど。
Ichiroはピッチャーゴロに打ち取ったものの、Johjimaには油断したのかツーベースを許して1アウト、2,3塁のピンチ。
次打者に浅めの犠牲フライのタッチアップを、タイミングはアウトであったがキャッチャーのVeritekが捕球ミスで一点を献上。
5回にも2点を取られる。一方のマリナーズのピッチャーHernandezが絶好調。エースでもあるが、7回までノーヒット。8回に5番のDrewがセンター前に初ヒットを打って、この日FenwayPark最高の、そして一瞬の盛り上がり。
結局0-3の完敗。Daisuke自身も4つの三振を奪ったものの、8本のヒットを許し終始不安定。
Ichiroは4の0、1三振と完全に押さえたので、DaisukeはIchiroに勝って試合に負けた。やはりMLB上位チームに対してはなかなか通用しないのか。
観客も、Daisukeを責めるより、打てない打線に怒りぎみで7回には「ノーヒッター」とのヤジが野手に対して炸裂していた。
ところで、ここFenwayParkと日本の各球場の大きな違いは、
1,鳴り物の応援は無い。→今日は残念ながらなかったが、盛り上がりどころでは立って拍手を送る程度。
2,ホットドックやスナックの販売員は客席を売り回るが、ビールの販売は所定の場所に限られている。→アルコールの購入には身分証の提示が必要
3,アウェーの応援客は皆無。
4,バックネットを除き、フェンスに金網がない。→ファールボールには十分な注意が必要だが、選手を身近に感じる
5,天然芝。土のグランド。→野球場はこれが一番。
次回は9月のチケットを入手済みであるが、シーズン終盤のその時まで優勝争いに残っていることを祈っている。
RedSox応援準備 [スポーツ観戦]
2007年4月10日
事前に予告していたとおり、明日11日に家から徒歩10分のFenwayParkに観戦に行く。天気は晴れの予報で万全。やや寒いかも知れない。
そしてこの日の先発予想は、5日にMLB初勝利を上げたMatsuzaka。初勝利と言っても格下のRoyals戦なので、浮かれているわけにはいかない。FenwayParkデビューとなるMariners戦で勝ってこそ、真の初勝利である。
7時05分のプレーボール予定。子供達もしっかり昼寝をさせて、体調を整えておかないといけない。
座席は一塁側上部とはいえ、テレビに映るくらいの熱い応援は必須。Marinersと言えばIchiroとJohjimaがいるが、当然ブーイングである。
それにしても、周囲の日本人のほとんどが、この日のチケットを持っている。まるで日本人限定販売のようにも思えるくらい。どれくらい日本人が集まるのか、明日が楽しみである。
NHLアイスホッケー観戦 [スポーツ観戦]
2007年3月6日
NHL(National Hockey League)の観戦に行ってきた。
アイスホッケーはアメリカ4大メジャースポーツで唯一のウィンタースポーツ。アメリカ24チーム、カナダ6チームの合計30チームでシーズン82試合を戦う。カナダではNHLは絶大の人気を誇るという。知り合いのカナダ人も趣味として真っ先に「アイスホッケー観戦」を上げていたのを思い出す。
BostonではBruins(ブリューインズ)。テレビでも何回か観ているが、パックの映りが小さく、動きがわかりにくいスポーツであった。
Bruins、現在成績は5割をちょっと超える程度。この日の対戦相手はColorado Avalanche。コロラドと言えば、ウインタースポーツが盛んなところ。強敵かと思いきや、成績はBruinsと同等。勝利の期待が出来る。
同じアパートの2家族との同行であったが、試合開始直前に会場に到着すると、観客は7−8割の入り。会場のBank North Gardenは満員で17000人あまり。この会場はNBA(バスケットリーグ)の会場にもなる。
開始早々からビール片手の応援。ここは一杯$6と他のスポーツ会場より格安。席はかなり上の方ながら、リンク全体を見渡せ、当然ながらテレビとは異なりパックも大きく見やすい上、迫力がある。
試合は、なかなか点数が入らず迎えた第3ピリオドに、混戦から1点を取られる。Bruinsはパワープレーのチャンスが4,5回あったがいずれも活かせず、最後残り1分でキーパーを上げての攻撃も、相手にあっさりパックを取られ、それが無人のゴールに吸い込まれて、0-2の敗戦。
間近で観られる迫力は、テレビでは味わうことが出来ず、試合も2時間程度でコンパクトに終了することもあり、再度観戦してみたいと思わせたNHLであった。
健康診断 [スポーツ観戦]
2007年2月21日
勤務先で義務付けられている健康診断に行ってきた。
自分で病院を予約して、自分で病院まで行くシステムである。英語の解る同僚と行けばすぐ済むのであるが、最近聞こえる英単語が増えてきたせいもあり、ここはチャレンジング!とばかり、ひとりで病院に乗り込むことにした。
と力んでみても所詮健康診断、大した内容ではない。
まず、電話で予約を入れる。勤務先名と自分の名前を告げればOKなのだか、受付からはこちらの英語力が相当低レベルに聞こえたのか
「あなたは英語が書けますか?」
などと確認されてしまう。書けるとは、問診票記入のことを指すのであろうが、ここは自慢の「電子辞書」持参で行けば問題ない。
病院に到着しても、これが本当に病院なのか、と思わせる建物の外観。入り口から中に入っても、事務室が広がるばかりで、一向に病院らしくない。そんなこともあり入り口であたふたしていると、中にはいるように促されてしまう。
受付で予約済みであること、名前と勤務先を告げると、例の問診票を渡され記入するように指示される。住所、氏名、SSN、アレルギー歴などを書き込んで提出する。電子辞書の出番は無かった。
しばらく誰もいない、事務室の一角としか思えない待合室で待つこと2分ばかり。
白衣なしで普段着のドクターがやってきて、付いてくるように言われる。別室に連れて行かれて問診票を確認後、採血。後日自宅に血液検査の結果が郵送されることを説明されて、終了。
この間約5分。ドクターの話す英語は、文章ではフォローできなかったが、聞こえる単語が増えたせいか、それらをつなげると、何とか内容が解るようなレベルになってきた。
これ以上、この「英語」カテゴリーの記事が増えないことを願っている。
RedSoxチケット入手 [スポーツ観戦]
2007年2月12日
珍しく、松坂の件で意見の合うAmericanの同僚がいた。
彼はそこそこのRedSoxファンらしいが、と言っても未だ今シーズンのチケットを入手していないそうでかなり焦り気味、Boston人にもかかわらず松坂の活躍には否定的である。理由を尋ねると、日本に比較し投球間隔が短い(中4日)、移動距離が長い(最大時差3時間)、ファンやマスコミのプレッシャーが厳しい、など結局MLBの質の違いと言うことであろう。
あまりに松坂に期待する人が多すぎる感があるので、これくらいが良い。
フロリダでキャンプインした松坂がテレビに映っていたが、まだまだ顔がまんまるだし、Tシャツを着ていたせいか腹が出ていたのも気になった。
ところで、まだ試合観戦まで2ヶ月あるが、早速チケットが到着した。4月11日のマリナーズ戦である。高く売れそうではあるが、間違いなく観戦に行くことになると思う。
気が付いたこと~PeytonManning編 [スポーツ観戦]
2007年1月24日
先日Patriotsを破ってスーパーボウル出場を決めたIndianapolis Colts.ここのクォーターバック(QB)のペイトン・マニング(Peyton Manning、下写真)。
America人ながら覚えやすい特徴的な顔をしている。このPeyton Manningについて、
1,数ヶ月前に、TVでNFLを観戦していると、NewYork GiantsのQBに似ている顔の選手がいる。しかも背番号のところについている名前が、Manning(下写真)。
疑問に思って、NFLに詳しいアパートの友人に聞いてみると、弟だそうだ。
2,TVコマーシャルを見ていると、Peyton Manningそっくりな俳優が出てくるものがある。カード会社のコマーシャルであり、内容も、「スーパーの店員を熱心に応援するファン」などコメディータッチなので、まさか、フットボール選手が出ているわけがないと思ってみていた。
AFCチャンピオンを決めるPatriotsとの試合数日前のスポーツ番組の特集を見ていると、Peyton Manningについて報道されている。その際に、例のコマーシャルの一場面が表示され、「Manningのもう一つの顔」みたいな感じで紹介されていた。
どうやらこれもPeyton Manningであったようだ(下写真)。
いずれの例も、似ているはずであると認識すると共に、極端に人の顔を覚えにくく、ましてやAmerica人を記憶するなど困難を極めていたが、変な自信を付けた。
NFL〜TV観戦 [スポーツ観戦]
2007年1月21日
Patriotsもスーパーボウルまであと1勝となった。この日はIndianapolisでの試合なので観戦にはいけず、TVでの応援となる。
隣人Rayの誘いで、そのまた友人宅でTV観戦となった。ビールを持って行ってみると、そこにはすでに約20人が集結しており、驚くべきことはその広大なリビングと、そこに居座る推定65インチのプラズマHD TVである。
まもなく試合開始。部屋を暗くして観るプラズマの迫力は凄まじい。しかもHDなので、とかく選手やボールが小さくて観にくいスポーツではあるが、それらの動き一つ一つが繊細である。臨場感満点である。
約20人の応援団も年期の入った人ばかりで当然ルールには詳しく、さすが見るところが違う。
試合は、21対6で前半を折り返し余裕のハーフタイムであったが、後半Coltsの自力が上回って逆転負け。Patriotsの今シーズンが終わった。
明日からはRedSoxの応援だ。
NFL〜プレイオフ観戦 [スポーツ観戦]
2007年1月7日
NFLもレギュラーシーズンが終わって、いよいよプレーオフ。
このプレーオフを勝ち上がると、スーパーボウルに出られる。“スーパーボウル”と言えば、全米で視聴率が40%を超えるビッグイベント。
我らがPatriotsのレギュラーシーズンは、AFC東地区を余裕で一位で通過し、プレイオフに進出。カンファレンス4位なので、まずワイルドカードの対戦が待っている。相手は、宿敵NewYork Jets、負けてはいけない。シーズン中は一勝一敗の五分。必然的に応援に行くことになった。
この日は車でアクセス。13時試合開始に対して10時に家を出て、11時には余裕で到着のはずが、スタジアム手前5キロくらいから渋滞。車社会アメリカ。スタジアムに向かう68000人の大部分は車でアクセスしていると思われる。到着は11時30分であった。スタジアムでお父さんだけ降車。試合終了までママ達は近くのショッピングモールで思う存分お買い物を堪能。
到着時、すなわち試合開始1時間30分前のこの時点で、席はガラガラ。あれほど道路が渋滞していたのに、人々はどこに行っているのであろう。全席指定席とは言えのんびりしたものである。試合開始直前でようやく席が埋まってきた。
NFLの試合は全席指定が基本。自由席としては立ち見席(指定席の半額程度)がある。日本では、野球、サッカーなどの自由席での観戦は、早朝から並んで場所取りをするのが当たり前。ましてや今日はプレイオフの大事な一戦である。ファンの一人として、この気合い不足は納得がいかない。
この日の席は、エンドゾーン一階席。応援形式は日本のサッカー、野球のように組織だったものではなく、チャンスやピンチなどのポイントで拍手と声援で盛り上げるもの。特に今回のゴール裏席は熱いファンが多いようだ。
試合は前半Jetsに先行されるなど拮抗した勝負であったが、終わってみれば4タッチダウンで37-16の貫禄勝ち。2つの迫力のタッチダウンを席のすぐ近くで見ることが出来、感激であった。CB、Samuelのだめ押しのリターンタッチダウンは、油断してトイレに行っている間で見逃してしまった、、、。
前回Texans戦では、試合途中から帰途につくファンも、この日は最後まで熱く応援。全席、試合開始から終了まで、総立ちでの応援であった。
次回14日の強敵Chargers戦はSanDiegoなので行けるわけがないが、全米注目のスーパーボウル(今年はFloridaで開催)まで勝ち進んで欲しいものだ。
帰りに、噂には聞いていたが、本当に馬が交通整理を行っていた。
速報、RedSox観戦チケット [スポーツ観戦]
12月20日
来シーズンのRedSox観戦チケットを早くも獲得した。
この時期一足先に売り出す4、5月の試合の分である。一斉売り出しは、12月9日であったが、野澤家は完全に出遅れてしまい、ようやくこの日Web発売の分を入手した。
一塁側の一番上段だが、$45x4人=$180。球団の売り出す正規料金。
MLBは子供料金自体存在しないため、子供も大人料金で入らないといけないのは、家族連れとしてはちょいと痛い。
伝統の一戦、ヤンキース戦はすでに完売であったが、4月11日のマリナーズ戦である。松坂はどうかわからないが、イチローは見ることができるであろう。
NFL〜NewEngland Patriots観戦 [スポーツ観戦]
12月17日
日本にいるときはNFLなど全く興味がなかったのに、Bostonに来て二ヶ月ちょっとで、早くもNFLの観戦に行ってきた。
Bostonと言えば、NewEngland Patriots(ニューイングランド、ペイトリオッツ)。地元テレビでは全戦中継するので、よほどのひねくれ者でない限り、Boston人は、Patriotsファン。日本で、テレビ中継が多いため巨人ファンが多く発生するのと同じ原理。
NFLは最初はテレビ観戦から入ったが、ルールがよく解らない。テレビ実況や解説も当然英語なので、さっぱり判らない。そこで、日本のNFL公式サイトがあるのでそこで勉強。
1, 試合は陣取り合戦。相手ゴールにボールを運べば点数が入る。
2, 4回の攻撃で10ヤード進めばOK。
3, 攻撃にはボールを持って走るランと、投げるパス、がある。
実際はもっと複雑だが、フォーメーションや、戦術を理解するとより楽しくなってくる。
試合観戦に向けて、まずはチケットの入手。家族から試合観戦の許可が下りた試合一週間前の時点では、チケットは売り切れ。そこで、やや高価なチケットを入手。高価と言っても、正規料金$125→$195なので、心配していたほどではない。
次に交通手段。Patriotsの本拠地Gillette StadiumはBoston South Stationから約40キロ南方。自動車未購入なので、ここは電車(ディーゼルなので汽車?)でアクセスした。South Stationはアメリカの長距離発着駅らしい美しいつくり。
しかしこの電車が実に遅い。草原の中を走るので、坂やカーブなど何も障害はないはずなのに、出ているスピードは
せいぜい30キロ。日本ではあり得ない。ディーゼルで引っ張っている割には、客車は二階建ての大きな車体が10両程度。重すぎるのか?
まあ、往復10ドルなので文句は言えない。ところが、到着したところは、駅なのにもかかわらずホームがなく、線路上の砂利に降ろされる。日本ではあり得ない。
ただ、駅に到着すればスタジアムまでは徒歩5分。そして入場者一人一人に対して厳しいボディーチェックが待っている。
いよいよスタジアム入場。ここGillette Stadiumは満員で68000人と圧巻。早速ビールを購入。一杯$7.5と高価。しっかりとID(パスポート)をチェックされた。ビールは大概の人が購入しており、これだけ広いスペースで、大勢の人が豪快にビールを飲める場所は、Bostonに来てから始めてである。RedSoxのFenwayParkは、一人一回二杯までしか購入できなのとは大違いである。
席は1階の33列目で観戦にはまずまずのポジション。相手はヒューストンのTexans(テキサンズ)。
試合はRB L.Maroneyが欠場ながら、敵陣11ヤード地点から、K.Faulkの華麗な足でいきなり先制タッチダウン。60000人超のPatriotsファンの大歓声は迫力がある。
その後着実に加点して、終わってみれば、4つのタッチダウンを含む40得点で快勝!
今シーズンホームの最終戦であったため、次回観戦は来シーズンになってしまうが、好調なPatriotsはプレイオフ出場確実であり、まだまだ楽しめそうだ。
松坂、RedSox入団 [スポーツ観戦]
12月14日
西武の松坂のRedSox入団が決まって、今日Bostonに来ているそうだ。この日は地元のニュース番組で頻繁に放送されたのですぐに気が付いた。
で、放映内容と言えば、ワールドベースボールクラシックでの対キューバ戦の奪三振シーンばかり。内野ゴロやフライもあったはずが、バットにボールが当たるシーンは皆無。
明らかに不自然な編集。
そういうわけで、松坂の活躍はあまり期待していないが、今日は野澤家から徒歩10分のところにある、RedSox本拠地Fenway Parkに来ているようなので、見物してきた。見物と言っても球場内に入れるわけがなく、球場周辺を一周して雰囲気を味わってきただけである。
Fenway Parkは全米一狭い球場だそうで、外回りを一周してもわずか3分しかかからない。狭さでは日本の広島市民球場といい勝負。
球場を一周して驚いたのはマスコミの数。あまりテレビを見ない野澤家でも局の名前を知っているトラックが道路脇に所狭しと押し寄せている。しかも、日本語が頻繁に飛び交っており、日本のマスコミも来ているようだ。
この日、地元のRedSoxファンに聞かれたのが、
「Matsuzakaは日本ではベストピッチャーなのか?」
これに対しては、
「日本では優秀なピッチャーだが、ヤンキースに入団予定のIgawaの方が活躍するだろう」
と、期待しすぎのファンを冷却させておいた。
しばらくは話題豊富な日々が続きそうだ。