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病院見学ツアー〜筑波メディカルセンター病院 [生活]

2012年6月17日

近所の病院が主催の院内見学ツアーの申し込みがあった。年2回程度開催されているという。

競争率も解らず申し込んでみると、見事当選。

どうやら、地域住民に病院の機能を知ってもらうと同時に、本ツアーの様子は地元テレビで放映されるなど、病院の広報的役割を期待しての開催のようだ。

病院としては約400床程度。手術は年間約2700例。

今回のテーマは、「心臓手術について〜冠動脈バイパス手術」

最近の天皇陛下の手術などで話題性豊富。

バイパス手術は年間150例程度と、この辺では多い方。

当日は朝9時の集合。一般参加者26人。

まず病院長による病院紹介。続いて、バイパス手術の講義。その後、手術室内やICU室の見学やリハビリテーションの実演。

IMG_3172.jpg

手術ばかりに注目が行ってしまっていたが、驚いたのは、術後のリハビリであった。

これまでは手術が終われば、病院ベッドに寝ているだけで、そこそこ元気になれば退院、という理解。

ところが、術後は麻酔が覚めた直後から、心臓への負担を減らすために、患者をベッド上で横にさせたり、翌日からは1分歩行などが始まるという。

このリハビリを行うのと行わないのでは、術後の回復や長期予後が全く異なるようだ。



昼食は病院食。テーマが循環器疾患だったので、この日は低塩食。サバの立田揚、低塩とは言えレモンを使うなど、あまりそれは実感しなかったが、揚げてあったので食べやすかった。しかしながら総カロリーが500kcal程度だったので、すぐにお腹が空いてしまった。。。

最後は医療スタッフとの意見交換会が約1時間。参加者4ー5人とスタッフ3ー4人でグループになり、今回の感想や病院に対するコメントを出しあった。この辺は医療現場の人が今回のツアーで収穫にしたい点であろう。

当病院は、地域の関連病院との連携が充実しているようで、なんと患者の66%が紹介状による診察にやって来るという。

風邪や下痢などの比較的軽い症状であれば、かかりつけ医を活用し、病院では重症度の高い患者を診察する傾向は評価できると思う。また、平均入院日数も3週間程度で、退院後も関連病院とのつながりが強いようだ。

手術室での集合写真や、記念品などをもらって、3時過ぎには帰宅。

毎回人気のようで、初回参加者が優遇されるようであるが、機会があれば2度3度と参加したいツアーであった。

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