宇都宮餃子対決 [食]
2012年6月28日
宇都宮餃子の双璧、両雄、二枚看板。
「みんみん」と「正嗣」
一般には、肉のみんみん、野菜の正嗣、と言われ、それぞれの餡の特徴を示している。
各店舗では何度となく食べているが、その点は合意。
ただ、総合的にどちらが好みかといえば、野菜系が食べたい時は正嗣に行き、肉が食いたい時はみんみんに行っていたので、甲乙は難しい。
店舗数では、みんみんが16店、正嗣6店、と大差がついている。
そこで今回は、各店の冷凍餃子を取り寄せ、直接品質比較を試みた。
同時に同条件で、同じフライパンで調理し、その味を比較する。
餃子の調理法としては、水餃子や揚げ餃子も存在するが、ここは餃子の基本、焼き餃子で勝負である!
まずは焼目。
大きさはほぼ同じ。若干焼きが甘くなってしまったが、正嗣には焦げ目とパリパリ感が感じられる。これは、冷凍餃子自体に多めに小麦粉が振られており、焼き始めた直後に投入する水により、それが落ちたことによって生成したと思われる。
餃子の皮は、みんみんの方が薄く感じるが、下の断面図により、それが確認できる。
一方、餡の方であるが、見た目は「肉のみんみん」と言われるほど肉は認められない。野菜の方が多いし、肉は正嗣にもちらほら入っている。
しかし食べてみると、確かに「肉」の食感がある。実はこれは、肉そのものの味ではなく、みんみんでは餡自体が塊になっていることが関係しているように感じる。
正嗣は、野菜と肉が混在し、皮の中でほぐれて一様に存在していることが解る。
みんみんは、見た目の野菜と肉の比率は正嗣と大差があるように思えないが、餡が皮から距離を置き、一塊になっていることが見て取れる。
まさしく、この餡のほぐれ具合が「野菜の正嗣」、かたまり具合が「肉のみんみん」と言わしめているのではないだろうか?
これは新発見! NatureかScienceかどちらに投稿しようか?
そして野澤家の結論は、家族一致で「正嗣」が好みのようであった。
付け加えておかなければならないが、各店舗で出される餃子と、冷凍発送販売される今回の餃子が同一かどうかは未確認である。
ラーメン二郎〜松戸駅前店 [食]
2012年6月22日
ここのところ、金曜夜は3週連続飲み会であったが、ようやくそれから開放されたこの日は、1ヶ月ぶりの松戸駅前店へ。
20時過ぎの到着は、並び6名。さほど待たないのも、ここに来る魅力。茨城守谷店で並んでいるうちに、松戸駅前店で食べられてしまうかも?
店主と助手の組み合わせは前回と同様。以前は、助手をダイエーの小久保似、と言ってしまったが、客の間では「坂田師匠」と呼ばれているようだ。そう言われると、小久保より似ている!
小ブタラーメン、ヤサイニンニク
ブタは非常に柔らかく、一つは端ブタブロックが入っていたが、全体的に50%アブラ。。。
そのブタを1枚消費し、ヤサイを処理していく。
程よくヤサイを残しながら、麺に喰らいつく。すると今日の麺は、弾力のあるプニュプニュしたものであり、それがが口の中で踊り出す。長さは長いが、目黒店に近い食感の麺!
スープはカネシがはっきりしたもの。アブラの層が分離しているのが確認される。
始めからスープに入っていたアブラ片と、ブタの50%のアブラが浮いたままの丼を返して、ごちそうさま。
丸長 つくば店 [食]
2012年6月16日
つくば市に、30年以上健在のつけ麺の老舗があるということで、丸長を次男とともに訪問。
筑波大学近くにあるが、たたずまいはパッとしない。つけ麺屋と知らなければ、決して立ち寄ることはないと思われる店の雰囲気。
店内に入れば、目に入ってくるのが、6人用の座敷と4人用のテーブル席が4つずつ。明らかに団体客向け。
単独客には、所狭しと申し訳程度のカウンターが入り口付近に有るが、3ー4名でいっぱい。
初訪問のこの日は、土曜日の午後2時近くということもあり、席の半分程度が埋まっている程度。
しかしよく見ると、客が食べているのは例外なく全員がつけ麺!ラーメンメニューもあるものの、やはり中心は30年の歴史を知るつけ麺。
野澤家も負けじと、チャーシューつけ麺の大盛りと餃子を注文。次男はつけ麺とライス。
かなり白っぽい麺は、柔らかめ。しかし、ゴムのように弾力があり、引っ張れば伸びそうな食感である。
スープは、他店でありがちな表面アブラはほとんど見当たらず、そのためアッサリ系に見えるが、決してそれは単調ではなく、魚介系の旨味を感じる。酢の酸味とトウガラシが効いている。メンマと刻みチャーシューが沈む。
そして、その独特なスープと麺が口の中で絶妙に絡み合い、美味さの相乗効果を発揮する。
さすが、30年ものである。
最後は、スープ割りのサービスも有り、おかげてスープ完飲。塩分はかなり取りすぎたが、アブラが少ないので比較的安心して飲めてしまう、危ないスープ。
今後の定期訪問を確信。
青葉〜つくば店 [食]
2012年6月8日
本日の職場の同僚の結婚パーティーは、研究学園に9時過ぎでお開き。
つくば駅でTXを降りたものの、帰宅途中にまだ開いている「青葉」があれば、自然に足が向いてしまう。。。
以前は0時まで開いてたように記憶しているが、最近は23時まで。
かろうじてつけ麺の太麺が残っており、その太麺大盛りでいただく。
コシのある太麺に、やや酸味と辛みの利いた、そしてアブラの層が確認できるスープは安定している。
そのスープにはメンマとチャーシューが沈んでいる。
塩分の取りすぎを気にして、スープ割りは自粛。
飲んだあとに、ここに寄り道する回数が増えそうである。
まこと食堂 [食]
2012年6月2日
知らなければ通り過ぎてしまうような、外観はありがちな街の食堂。
実はここのタンメンが美味いと情報を、社内同僚から獲得し、家族で訪問。
店内はテーブル席のみ。まさに家族客向け。
土曜日の昼時の訪問は、満席で店外待ち約5分。
店内に案内されれば、やはり子連れ客が多い。
今回は、その「タンメン大盛り」を注文。これで650円は素晴らしいパフォーマンス。
野菜が多く、なかなか麺にたどり着かない。
麺は既製麺っぽい。中太麺。
野菜が多く、水が出ているためか、スープが薄く感じたのは残念。後半コショウを添加して味を調整。
それでも、650円での満腹感は、ラーメン二郎並。
こちらは嫁が注文した「ごまみそラーメン」550円
これはまさに「担々麺」である。
たっぷりのひき肉と、ピリ辛スープ。麺はタンメンと同じ麺を使用。
これは美味い。スープも最後まで飲めてしまう。
次回は「担々麺」を注文だ!
ラーメン二郎〜松戸駅前店 [食]
2012年5月27日
都内まで用事があったので、開店して2ヶ月、店主が替わって初めての松戸駅前店へ。
開店5分後の到着は、行列5番目、4ロット目の模様。
石原良純似の店主と、ダイエー小久保似の助手。
店の外観はもちろん、内装、食券機、厨房やカウンターなど、前の店主の時と同じものを使っているようだ。
小ブタラーメン、ヤサイニンニク
一目見て、厚切りのブタに驚いた。程よいアブラが入ったものが3枚、端ブタながら、ほろほろ崩れる柔らかいものが2個。
前店と大違いである。
まず、端ブタ一個でヤサイを片づける。
麺はやや細目。ちょうど良い硬さでスープを吸う。麺量はやや少なめか。
スープは非乳化。固形脂身がプカプカ浮いている。
香りの良いニンニクは、かなり細かめ。
茨城守谷店とは、明らかに異なりながら、ブタやスープに個性たっぷり。
再訪問を確信した。
ラーメン二郎「茨城守谷店」 [食]
2012年5月13日
せっかく行ける距離に、新店「赤羽店」や新店主に変わった「松戸駅前店」が営業しているというのに、なかなか向かえない。。。
ましてや家族4人もいると、近場で行けるところはご予約テーブル席の設置されている「茨城守谷店」しかない。
すこしでもテーブル席の占有率が低そうな、閉店間際を狙ったが、この日は前日臨休だったため並びがきつい。店外に10人ほど。
外から見ていると、そのテーブル席も順次使われていたようで、野澤家の入店時は幸い空席に。
少なめラーメン X4
少なめラーメン、ヤサイニンニク
長期にわたり、好調を維持している様子の「茨城守谷店」
とろみのある濃厚スープに、ニンニクが染み渡る。パンチ力絶大!
クタヤサイは、やや水っぽくスープまで味が薄くなってしまってやや残念。
しかし、この日も本店譲りの「腕肉ぶた」は絶品。
分厚く、柔らか、適度のアブラの乗り。これにニンニクを少し載せて食べれば、ビールが欲しくなる。
少なめラーメンとはいえ、結局3人からすこしずつ残りの麺がやって来て、大並の盛りになってしまった。
ラーメン二郎チャリティーイベント [食]
2012年5月3日
昨年は八王子野猿街道店2で行われた、東日本大震災復興支援チャリティーイベント。
それには参加できなかったが、今年は栃木街道店での開催と言うことで、ラーメン二郎ファンとし家族で参加することに。
しかし、この日はあいにくの雨、しかも5月としては記録的な大雨。
11時から15時くらいまでの開催のようで、12時過ぎくらいに到着。この頃になると、さらに雨が激しくなり、水たまりの駐車場からの移動も一苦労。。。
ところが何と、つくばから駆け付けたにも関わらず、直前の客で「麺切れ 閉店」 まだ12時20分である。
様子だけ見てこようと、店の裏手に回ってみると、テントに詰め込まれた人数も含めて、店を1周する行列は100人越えに見える。
麺切れは悔しいが、高速回転のこの日でも、これから並んでも1時間はかかりそう。子供たちもお腹が空いてしまったようで、待ちも厳しそう。
Tシャツやタオルの販売もあるということで、様子だけを見ようと思っても、テント内は人集り。
と言うことで、止むなく撤退。代替え店を探すことに。。。
ヒットしたのが、駒生にある「ジパング軒」
店内はテーブル席が中心の、ファミレススタイル。
濃厚豚骨ジパング麺、大盛り、ニンニクアブラ
確かに、ビジュアル的には二郎を意識した造りに。
香りも、まさにラーメン二郎的。
ニンニク、アブラもそれっぽい。
しかし、期待もここまで。。。 スープは少しアブラの浮いているが極めてライトな醤油ラーメン、麺に至っては全くスープを吸わない細目のパスタ麺。
ラーメン二郎栃木街道店の代替え店とは成り得なかった。
ラーメン二郎 環七一之江店 [食]
2012年3月3日
まだ風邪は完治せず、やや長引いている傾向に。そこで、がっつりニンニクを摂取するために、ラーメン二郎環七一之江店へ。
昼前11時の到着も、7、8人の行列。
以前、ここの小ラーメンはかなり少なかった印象があったので、今回は大らーめんを注文。
大ラーメン、ニンニク
この日の麺は、これまでに無いほど小麦が香る、最高レベルの麺!
スープもよくブタのダシが出ており、とろみのあるスープで、半分くらい飲んでしまった。。。
ブタは一之江店独特の脂身が少ないタイプ。でも柔らかい。
久しぶりの環七一之江店も、この日は大当たりであったようだ。
帰りに、閉店してからずいぶん時間が経過し、店主が替わっての営業がウワサされている松戸駅前店を覗いてみたが、開店への準備をしている気配もなく、再開の目処は不明。
支那そば 一麺 [食]
2012年2月18日
ラーメン二郎のようなアブラこってりラーメンばかりでなく、タマにはあっさり塩ラーメンを味わってみる。
つくば市豊郷にある「支那そば 一麺」
店の入り口に明記してあるように、お勧めの塩ワンタンメンを注文。
店内は10人程度座れるカウンターと奥に座敷がある。店員は家族的雰囲気。
5分ほどでで着丼。
大盛り塩ワンタンメン
鳥と魚介からとったと思われるスープには、うっすらとアブラが浮いている。透明度の高い塩スープ。
完飲可能な濃度の塩味スープには、細麺が適度にからんで良い。
ワンタンには、ショウガの良く効いた豚肉が、たっぷりの皮に包まれている。刻みネギと揚ニンニクがトッピングされる。
大ぶりのチャーシュは柔らか。。。次はチャーシュー麺にしても良い。
スープは飽きずにごくごく飲める。とろとろワンタンののど越しも快適。
再訪問確定!
活龍〜とんこつ醤油ラーメン [食]
2012年1月9日
近所で評判の、つけ麺が美味しい店。
そのつけ麺はすでに試しているが、寒い冬にはつけ汁がすぐ冷えてしまって、魅力半減。春に報告予定。
そこで、今回は とんこつ醤油ラーメンにトライ。
スープ、麺ともにつけ麺に共通した素材を使っているものと思われる。
極太麺は加水率高目で、濃厚ドロドロスープが良くまとわりつく。その濃いめのスープは、とんこつ醤油と言いながらも、魚粉多めで香りも高い。スープには魚粉の沈殿。
とろみ率は高い。粘度だけで言えば、天下一品のコッテリスープに近い。スープの味は濃すぎず、最後まで飽きないで完飲可能。
麺量は少なめだが、大盛りにせずともスープで満腹に。
かなり完成度の高い、とんこつ醤油ラーメン。
達郎は、活龍の姉妹店に位置するようだ。
森田屋総本店 [食]
2011年12月30日
年末年始の休みは5日間。Americaと違い、お正月を実感できる。
そこで帰省時に、佐野ラーメンの老舗「森田屋」を訪問。
昼時ということも有り待ち覚悟での訪問は、行列待ち10分。さらに着席後に40分。
店内は広いので、客の許容は大きいものの、肝心のラーメンがなかなか出てこない。。。
大盛りチャーシュー麺 950円
いつの間にか950円へと、大幅な値上がり。。。
でも豚バラチャーシューは柔らかいし、自家製手打ち麺ののど越し、コクのある動物系スープは健在。
次回、おぐら屋も訪問したいところだ。
ラーメン龍郎 [食]
2011年11月19日
この日は雨。
予定していた次男のサッカー大会は、明日に延期。
半日空いてしまい、車で、翌週参加のつくばマラソンコースの下見。コースのうち約15kmは練習コースだし、部分的には車で走ったことが有り、良く知ったコースではあるものの、確認は必要。
その後、次男とゴルフの打ちっ放し。2人で150球も打ってしまう。。。
お腹が空いて、以前から期待していた、つくば市内の二郎系ラーメン店「龍郎」へ。
2時過ぎの到着も行列なし。食券を先に購入するシステムのようで、家族分まとめて購入。
外の長イスで待っていると、
「ラーメンにニンニクは入れますか?」
とのおなじみの掛け声が。
そこで、「ニンニク多め」とコール。
約5分待たされて、店内へ。テーブル席も有り、家族に優しい構成。
さらに5分くらいでラーメン到着。
ブタ入りラーメン、ニンニクマシ
とにかく、ブタが巨大。どんぶりが小さいわけではない。ここまで大きなブタは、二郎直系では見たことがない。野猿街道店より明らかに大きい。ばら肉の巻きブタのようだ。今回はブタ入りを頼んだが、普通のラーメンでも、このブタが一枚入る。
ニンニクは刻んだもので香り良し。野菜はモヤシ100%
スープは乳化系。アブラの上澄みは認められない。もちろん、カネシ醤油では無いが、程よく再現できている。
と、ここまでは直系と引けを取らない出来と思われたが、問題は麺。
オーションは使っていないのか、池袋や歌舞伎町店の、いわゆるパスタ麺。
つるつる度が高く、小麦の味わいが薄い。。。せっかく出来の良いスープも、パスタ麺にはからまない。
量は少なめ。次男でも完食してしまった。
ブタ、ニンニク、スープと、せっかく良いものを持ちながら、パンチ力不足。
野澤家自家製オーション麺とのコンビネーションを試してみたい。
ホワイト餃子 野田本店 [食]
2011年6月11日
金沢第七餃子、はながさ、つくば店と経験のあるホワイト餃子ファンとして、そろそろ野田本店を訪問しなければならい時期である。
「やっぱり本店は違う!」
と言う声も多数聞く。
期待してつくばから車で約一時間。
野田といえば、何はさておき醤油の街。
開店直前の夕方5時を狙っていったはずが、なぜか5時前から平然と開店している???
家族4人で行ったので2階の座敷を確保。一時間350円。
注文はホワイト50個。
メニューはホワイト餃子、漬物、ビールしかない。かなり徹底している餃子専門店。
約10分待ちでホワイト餃子がやってきた。
「少し焦げすぎ?」
食べてみると、他店との明らかな違いは、
1、皮が薄い。
2、焦げすぎとは言えないものの、皮がパリパリ。
3、油がシッカリ切られている。
しかしながら、他店より美味しい点は見当たらない。。。
これでは、近場のつくば店で十分である。どうやらあまりに本店への期待が大きすぎたようである。
ホワイト餃子 つくば店 [食]
2011年5月7日
ホワイト餃子といえば、「金沢の第七ギョウザの店」しか知らなかった野澤家であったが、ここつくばにはホワイト餃子のチェーン店が存在するという。
一度食べると病みつきになるというホワイト餃子。この習慣性は、ラーメン二郎と共通する部分がある。
食べた直後こそ、満腹感と大量のアブラの摂取で、しばらくは食べたくなくなる感、があるものの、いつの間にか無性に食べたくなり、頭からそれが離れなくなってしまう、不思議な現象。
金沢店は、カウンターが40席程度あるのに加え、座敷も多数存在することに対し、ここつくば店は、カウンター6席程度、テーブル5卓程度と、かなり家庭的雰囲気。
家から2.5km。家族は自転車、お父さんはジョギングでのアクセス。
ジョギングで来たのだから、まずはこれ。
約15分待たされて出てきたホワイト餃子50個はしかし、あの懐かしい味が確実に再現されている。
かなりレベルの高い焼き加減。
ホワイト餃子の本店は、野田にあるという。近いうちに訪問しないわけには行かない。
NewYorkCityラーメン店巡り [食]
2011年1月22日
Bostonの名店、ケンズラーメンの閉店に関連したわけではないけれど、子供の英検でやって来たので、NewYorkCityでウワサのラーメン店を家族で3軒まわってみた。
まずは、「ラーメン三四郎」
夜の11時までは、日本食レストランを営業。11時を過ぎると同店がラーメン三四郎に変身するのだという。しかも、平日のみの営業ということで、遠征組には敷居が高い店の一つであったが、金曜日の深夜1時ころの到着。
長いカウンター席に先客10人全員日本人。スタッフも日本人で、すべて日本語が流通している久しぶりの空間。
ラーメンは醤油と塩の2種類。この日はちょうど前の人で醤油だれが切れたとのことで、やむなく塩ラーメンの注文。
油が浮いたスープは意外にあっさり系。しかし薄味で完飲可能。細麺はやや柔らかめ。チャーシューは見た目より厚みがあり、角煮風の味付けで食べごたえあり。
営業時間帯的に、やはり飲んだ後の一杯を意識した味作りになっているようだ。
翌日夕方は、「秀ちゃんラーメン」
九州博多ラーメン
いわゆる博多ラーメンとしては「一風堂」があるが、全く別路線。
見栄えは、キクラゲ、ネギ、チャーシュー、ゴマにベニショウガと申し分ない。しかしスープが単調。どこかで背脂が浮いている画像を観たことがあったが、この日はその気配はなかった。
バリ硬でお願いした麺は、博多ラーメンとしてはやや太いほう。
替え玉を注文したが、その際スープに変化を与えるべく、卓上醤油をスープに追加したのが大失敗。しょっぱさだけが追加される結果となってしまった。。。
最終日の夕方に、「久保ちゃんらーめん」
店内に入ってみると、ラーメン店というより、レストランの雰囲気。メニューには、ラーメンとは別にディナーメニューが用意されている。
この日は、家族で手分けして、醤油、塩、そして味噌の3種類を注文したが、味噌が一番だった。
鶏ガラ、豚骨そして魚介スープを3種類を贅沢に使用。とろみのある、ニンニクが程よく効いた味噌スープ。その泡立ちのスープに縮れ麺が良くからむ。
味噌ラーメンに替え玉というのはあまり聞かないが、大盛りにし損ねたのでやむなく注文。スープは完飲。
そして今回のラーメン店ツアーでは、この久保ちゃんラーメンが好印象。
ところで、この日の週間NY生活を見ていたら、日系食料品店「やぐら」が札幌ラーメンを始めたという。次回、久保ちゃんラーメンとの食べ比べが楽しみである。
ケンズラーメン閉店へ [食]
2011年1月16日
Boston界隈で一番の名店、ケンズラーメンがこの日で閉店となってしまった。
アメリカ暮らしの長かった、また熱いRedSoxファンであった店主は、日本に帰って東京にてラーメン屋を開店するという。
看板メニューの中止は、昨年10月に報告したが、やはり同様に材料調達の難しさが関係したのであろうか?
同じ場所に、ラーメンを出す日本食レストランが入るようであるが、大きな期待をかけずにはいられない。。。
ラーメン二郎Boston店〜年越し家二郎 [食]
2010年12月31日
4ヶ月ぶりの家二郎は、年越し二郎。
クリスマス休暇明けに材料を調達。今回は、チャイナタウンにある中華系スーパーの新規店を開拓。食肉コーナーには、ゲンコツばかりでなく、背骨、アバラ、腕肉と、家二郎必須材料が豊富に存在する。
ぶつ切りにされた背骨。スープ用。
おなじみゲンコツ。こちらもスープ用。これだけでは足りず、後半同量を追加。
腕肉とニンニクのツーショット。腕肉はブタとしてラーメンに投入。
まずスープは、ゲンコツと背骨にニンニクを加え、48時間以上極弱火にて煮込む。
後半24時間くらいで、キャベツ、タマネギ、長ネギ、腕肉を加えて、スープの最終調整。
麺は2kgのオーションから、16食分。
やや硬目で茹でて、、、
年越し家二郎Boston店の出来上がり。
しかしながら、今年最後の家二郎は終盤、スープを少し焦がしてしまって失敗。厳選したはずのスープの素材も、これまでとの差を感じるまでには至らず残念。。。
NewYorkCity〜B級グルメツアー [食]
2010年10月16日
秋の行楽シーズンまっただ中の野澤家、先週のマラソンついでのChicago観光に引き続き、今週は子供の英検ついでのNewYork B級グルメツアーと忙しい。
まずはバスターミナル近くの「Go!Go!Curry!」
「ターバンカレー」に良く行った学生時代は、貧乏。カツは乗せられず、カツカレーに憧れていたが、今回は思い切って「カツカレー」
続いて、「一風堂」を訪れるも、午後5時半の時点で店から溢れた人集り。テレビや新聞で取り上げられたのか、店に入り切れない。念のため待ち時間を確認するも、1時間半以上ということで速やかに断念。
数ブロック離れた「せたが屋」に変更。
こちらは待ち無く着席。今回は、大盛り塩つけ麺チャーシュー入り。こってり塩つけだれが良い。
しかしながらつけ麺の常。後半は、冷たい麺のおかげでつけだれも冷たくなり、おまけに上清の油がほとんど麺に持っていかれてしまうなど、序盤に楽しんだ美味しさも、食べ終わった際のむなしさで割り引かれてしまう。
翌日は、NewJerseyにある「So Kong Dong」で豆腐チゲ。
今回の辛さは、very hot!! メニューにある最高の辛さにチャレンジ。確かに辛いが、そのぶんうま味も増強されている。
嫁の注文した medium hotと比較するとその違いは明白。
帰りにConnecticutにある、パンプキンファームに立ち寄り、秋を味わう。
平和そのもの。
NewYorkCityまで行きながら、毎回食べるものは変わらない。
どうやら野澤家は、食べ物に対して守備的なようだ。
「遠征先ではずして大きな後悔をするよりも、確実に美味しいものを食べたい」
ケンズラーメン〜看板メニュー中止 [食]
2010年10月2日
定点観測で訪問したケンズラーメン。
いつもの「こくとん醤油ラーメン」を注文しようとしたところ、ややメニューに変化があることに気がついた。
手渡されたメニューの定位置に、その「こくとん醤油ラーメン」が見当たらない。何かの間違いかと思い、それを注文してみるも、
「中止になった」
との無残な宣告。
どうやら、日本からの材料輸入が難しくなり、人気メニューながらやむなく現在は中止にしているところだという。
ケンズラーメンだけでなく、Boston界隈ではトップの品質を維持していた商品であるだけに、打撃は大きい。
中止になった、こくとん醤油ラーメン
値段は$9程度とやや高額ながら、通常の醤油ラーメンにはない、動物系と魚介系のハーモナイゼーションが楽しめた。
普通の醤油ラーメンを頼もうとしたが、子供たちが頼んでいるので少し味見させてもらうこととして、今回は「特性札幌味噌ラーメン」にしてみた。
甘い味噌がとろりと麺にからむ。しかし、「こくとん」とは全くの別物。代替えには成りえない。
「こくとん醤油ラーメン」の中止は痛い!
近々、ラーメン二郎ボストン店を再開しよう。
ラーメン二郎Boston店〜完成形へ [食]
2010年8月21日
最近、適確な改良が進んでいることにより、限りなく完成形に近づいた、ラーメン二郎Boston店。
久しぶりに、(ニンニクの影響が出ない)完全休養の週末を狙って調理。
豚骨約4kg。これで家族4人、3回分。
スープの煮込みは、ニンニクとともに極弱火にて、最低3日。
後半、キャベツ、タマネギ、長ネギをスープに惜しみなく投入する。
麺はもちろんオーションを利用。夏でも乾燥するBostonでは、加水率は20%で確定。
一回の麺打ちは500g。今回はこれを4回、2kg分。
すっかり元を取ったと思われるimperia製パスタマシン。
伸ばしから麺切り。幅は4mm。2日は寝かすと良い。
小ラーメン、ヤサイニンニクで完成。
程よくアブラの入ったブタ。やや乳化スープが硬めの麺に良くからむ。
今回は、家族からもこれまでに無いハイレベルの一杯との声。完成形に近づいたか。
すみれラーメンと食べるラー油 [食]
2010年8月2日
昨日Fenway Parkにて好ゲームを楽しんだ友人一家が、日本から搬送頂いたお土産の一つが、札幌の名店「すみれラーメン」。
濃厚な味噌スープが、コシのある縮れ麺に良くからむ。
もう一つが、今日本で大人気、長らく入手困難状態が継続している「桃屋の食べるラー油」
こちらは、わざわざネットオークションで落札したという!
そして期待通り、このラー油をすみれラーメンに振りかけて贅沢に頂く。まさに抜群のコンビネーション。
最後はスープまで完飲!ごちそうさまでした。
ビーフみそラーメン [食]
2010年7月11日
本日期待のラーメン店は、以前はしゃぶしゃぶ店であったが、最近どういうわけか
「ラーメンと特大握り寿司」
の専門店に路線変更したらしい、と言う話を聞きつけて早速訪問。
ラーメンメニューには、「ビーフみそラーメン」「シーフード醤油ラーメン」「こってりとんこつラーメン」など、何か工夫を感じるメニューとなっている。やや期待してお父さんは「ビーフみそラーメン」を注文。
10分ほどでご対面。
まず、スープをすするも、
「ぬ、ぬ、ぬるい。。。。」
熱燗よりも低温。ごくごく飲めてしまう。
しかし悲しいことに、ごくごく飲めるほど美味しくない。。。
決して店の名前は出せないが、いわゆるインスタントの袋麺についている粉末スープと液体スープの混合に近い感覚。
麺に至っては、低温スープに沈んでいるにも関わらず、伸びている。食感は、まさしく「棒ラーメン!」
ビーフでかろうじて口直しができるが、時すでに遅し。家族の注文した他2種類のラーメンも同レベル。
アメリカ人向けにアレンジしたのであろうか、少なくとも野澤家には全く興味の無いラーメン屋となってしまった。
Food Festival in Cambridge [食]
2010年6月29日
2年前に行ったCambridge市内のレストラン試食会に、今年は家族で参加。雨で一度流れて翌週開催。
場所が変わって、Harvard SQ近くのホテル中庭にて。電車で行けるので◎
デザートを含めて12食。すべて試食用の一口サイズと言いながら、しっかり満腹に。もちろんビールも楽しめる。
一緒に行った次男も、同じ量を食べ尽くしていた。。。。
石垣島ラー油 [食]
2010年6月28日
日本では、桃屋やエスビー食品の、いわゆる「食べられるラー油」が、スーパーで品切れになるほど流行っている中、実家の妹が
実質「半年待ち」
と言われている、石垣島ラー油を送ってくれた。
ラー油のボトルの半分くらいは、ニンニク、ショウガ、トウガラシ、黒豆、黒糖、山椒、ウコン、白ゴマなどの具が占めている。
すでに、ギョウザ、揚げ出し豆腐、焼き鳥、ラーメン、焼き肉等に利用しているが、確かに辛いだけでなく、うま味を感じることが出来る。辛いというより、むしろ甘い!
高脂血症や大腸ガンを意識し、牛肉や鳥肉には、いっさいアブラ部位を認めない、そしてスーパーでも売っていないアメリカでは決して受けることはないだろうが、日本人は No problem!!!
ボトルが小さいので大切に使っていたが、今日は失礼ながらもカップラーメン「エースコックの坦々麺」でその実力を発揮していただくことにした。
もともとカップ麺の具にラー油が添付されていたので、味の差を明確にすることは簡単ではなかったが、少なくとも坦々麺にはピッタリである。坦々麺の有名店「中本」やNew Jerseyの「豆腐チゲ鍋」などは、これを使っているのではないかを疑ってしまうほどである。
もともと容量が少ないのでケチケチ使っていたが、そろそろブレイクしそうである!
ケンズラーメン〜冷やし中華 [食]
2010年6月19日
いつものケンズラーメンにて、夏季限定の「冷やし中華」が始まったと聞きつけたので、早速賞味してみることに。
単品にて$8.5と、他のラーメンに比較しやや高価ながら、具だくさんで、器も良く冷えている心遣い。
見た目通りの味わい、と言ったところ。
カウンターの常連さんか、店主とつけ麺の話をしていたが、残念ながらすぐに始まる気配はないようだ。
Privus〜Bonchonチキン [食]
2010年4月11日
10日前に友人に教えてもらった、Allstonにあるチキンのおいしいバー Privusに、家族であらためて訪問。
バーでチキン?と思ってしまうが、パリッ、カリッとした皮と、驚くほど柔らかい肉、そして醤油ガーリック風味が、全体をまとめ込む。
大部分の客が注文するこのチキンは、Bonchonチキンと呼ばれる、韓国仕立て。
脚の部分のdrumstickと、いわゆる手羽のwingが選べるが、今回は欲張ってcombo。
15個入っても$20そこそこ。
持ち帰りも出来るのが魅力的。
The Lodge Hill by Jim Barry 2007 [食]
2010年4月2日
昨年の同じ時期、Shirazの深い味わい、濃厚なブドウの風味を教えてくれたワイン、
The Lodge Hill 2006
$15-20程度なので、コストパフォーマンス的には優秀。
その後、近所の酒屋を回ったけれども、シーズン終盤であったためほとんど売り切れ。
wine.comなどを探しても、ようやく2本手に入っただけ。
一年後、偶然ではあったが、近所で2007年のものを発見。
早速味わってみたが、残念ながら昨年の濃縮感は味わえなかった。
色合いもやや薄くなっている気がする。
同じ畑、同じ生産者、同じ発酵年数により生成されたワインが、一年違うだけでこれだけ変わってしまうとは、ワインは不思議な飲み物である。
ラーメン二郎Boston店〜巻きブタにチャレンジ [食]
2010年2月13日
先週のSuperSundayではレース後の寒い中、ビールを2杯も飲んだせいか今週は風邪気味で、ここはニンニクマシマシで体調回復を目指す。
加えて、今回の目玉は「巻きブタ」
巻きブタといえばラーメン二郎関内店が毎回安定したものを提供している。
最近スープと麺の進化は認められるものの、ブタについては素材や調理法も含めて迷いが目立つ。
今回は、棒状で市販されている豚バラを利用し、それを強引に巻き込み竹串で固定、さらにはタコ糸で縛りつける技に出た。
スープ内で数時間調理し、かえしに漬けて完成。
まずまずの外見である。これをスライスするのに苦労したが、今回の主役はやはりこの巻きブタ。
やや手間がかかるものの、やわらかジューシーブタの完成である。
ラーメン二郎Boston店〜禁断症状 [食]
2009年12月19日
2週前に作ったラーメンがまた食べたくなって、今週も作ってみた。
ラーメン二郎では、いわゆる
「おなか一杯食べたはずなのに、なぜかまた無性に食べたくなる」
と言う禁断症状が広く知られている。原因は、アブラとかニンニクとかグルエースなどと言われているが、いまだ不明。
ラーメン二郎Boston店にて、この症状が発症したということは、それが本物に近づいたと言えるのか???
今回の目玉は、韓国系スーパーで見かけたブタ肩肉のブタ(チャーシュー)としての利用。赤身が硬くなりそうな感じもするが、アブラの付き具合に期待である。
ニンニクは前回の3個から5個に増量。
麺は自家製。いつものオーションを利用。
二日前から煮込んだスープは、こんな感じであるが、
翌日にはキャベツを投入し、
使用直前には、ここまで濃厚に。
麺、スープとラーメンの準備が整ったところで、事前にカロリーを消費するために、27kmのLSD。数日前からの冷え込みでCharles Riverは凍結し始めた。明日は20cmの積雪の予報があり、この氷の上に降り積もるはず。
帰ってきて、ブタをカエシに漬け、野菜を茹で、ニンニクを刻み、麺上げして完成。
前回より、さらに濃厚なスープが良し。そのスープを程よく吸った4mm幅の太麺。
しょうゆ味を思わせないようなスープの色合い。スープに若干発生した「アワ」に、ラーメン二郎ひばりケ丘店を思い起こさせる。
ただ、期待のブタ肩肉はやはり赤身の硬さが気になった。煮込み時間の調整等、改善の余地はあるものの、前回の豚バラの方がマシだった。